ホームステイ
一度は憧れるホームステイ。アメリカ人家族と一緒に住み、貴重な体験が出来る事があります。また、 一人で留学するよりもよいサポートが得られる事もあり、初めて行く外国に不安をもっている方には安心です。 ただしこれは、よいファミリーに当たった場合。残念な事にホームステイにはかなり大きな当たりとハズレがあります。
良いホームステイ
当たりのホームステイ
- まるで家族の一員の様に受け入れてくれ、サポートしてくれる。
- 違う世代の意見や考え方が聞ける。
- 寮のようにうるさくない。
- 近所のコミュニティなどに家族を通して入れる。(更に広いアメリカのコミュニティでの経験が出来る)
- 食事を作る必要が無い。(これはホームステイ先によるかも)
私も短期のホームステイをしたのですが、良い受け入れファミリーに当たり、良い経験が出来ました。
悪いホームステイ
ハズレのホームステイ
- 家族が収入を増やす為に受け入れている場合。ビジネス面が強い場合。
- 気が合わない。
- 放置される
- 食べ物が合わない
- いじめやセクハラ
- 英語が第二言語のファミリー(英語がメインの移民ファミリーは別として)
家のローンの支払いの為に、留学生から入る家賃をローンの足しにしている受け入れファミリーも多いです。よって、"ビジネス"として留学生を受け入れている訳で、
ホームステイに夢を持った学生の思い描くふれ合いが全くない場合もあります。
私が実際に聞いた話では、最初にデポジットとして2-3ヶ月分の家賃に相当する料金を
払わされ、引っ越した際にそのデポジットを返してもらえなかった人達の例があります。その人達は個人でホームステイをしていたようですが、留学生で語学力が無いからスモールクレームコート
(日本で言う家裁)に訴えてくる事も無いだろう、と相手の足元を見た確信犯です。業者が間に入っている場合はその点が安心かも知れません。
業者を介してホームステイをしている場合は、受け入れ先のファミリーを代えてもらえる事が出来る筈なので、合わない場合はすぐに相談した方がいいかも知れません。
英語が第二言語のファミリーに当たる場合もあるようです。その場合、英語の勉強になるどころか、その他の言語でファミリーは喋り合う訳で、疎外感を味わう羽目になったりもします。
ホームステイに向かない人
受け入れ先のファミリーの問題だけではなく、ホームステイする本人が未熟だったりしてホームステイに向いていない事もあるようです。
ある日、いきなり道で「君、日本人?」と話しかけられたことがあります。その男性の家庭では13歳の日本人の女の子をホームステイさせてあげていたそうなんですが、
その子が毎日1時間以上も国際電話を掛けまくるのに参っているようでした。当時、国際電話を普通の家電でかけたら1分間に50セントはする時代。親の方も気を使ってコレクトコールをさせる、
などの対策を打たなかったそうで、電話代がとんでもない事になったそうです。
たまたま道を歩いていた私に相談しなくちゃならない程困っていたようで、「親に請求した方がいいよ」とだけ言っておきましたが、どうなったんでしょうね。
未成年を送り出す側のマナーも問われます。重度のホームシックが想定される若年層を送り出す側は、「かわいい子供には旅をさせろ」というつもりなのかも知れませんが、
最低限のマナー、このケースの場合は電話の仕方などのマナー、コレクトコールや国際電話のフォーンカードの使用など、教えて送り出して欲しいものです。