離婚率の高いアメリカでは、日本とは違って家族構成がかなり複雑な家もあります。
親が離婚をするともちろん子供達は傷つくので、離婚する家庭のファミリーカウンセリングなども盛んですが、
周りに両親が離婚した子供達が多いので、日本程ダメージも大きくはないようです。
また、離婚した後も親は子供達の生活に積極的に関わっている場合が多く、
一緒に住んでいるのは母親だけど、隔週末で父親の家に行くなどしています。
(離婚時に親権"Custody"と面会権利"Visitation Rights"の取り決めがあります。)
英語のクラスで離婚と家族に関するトッピックがあった際、日本人学生としてアメリカの状況がかなり違う事にびっくりした私は、
先生のオフィスで素直に「驚いた。」と伝えて、先生に大爆笑された覚えがあります。
自立心の強いアメリカ人には幸せでない結婚生活を続けるより、さっさと離婚して自分の人生を強く歩んで行くのが合っているのでしょうか。
同じ寮で仲良かったアダム君と家族関係の話しをしていたら、あっけらかんと
「うちも割と複雑だよ。お父さんが3回結婚していて、お母さんが2回結婚してるんだけど、父方の異母兄弟が5人で、母方の異父兄弟が3人。
同じ生物学上(biological)の父と母の組み合わせでは妹が一人いるよ。」
と言っていました。
明るくてフレンドリーな彼からは複雑な家庭の子といった感じは全くしなかったので、
真っ直ぐ育つかどうかに家庭環境自体は関係ないんだな、と思いました。
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