アメリカ留学体験談
Episode 19 コミュニティ・カレッジ
コミュニティ・カレッジというのは、簡単に言うと短大です。学生はだいたい二年間で卒業、もしくはトランスファーして行きます。
だいたい、というのは別にいる期間に制限は無いので、とっとと卒業したければ単位を詰め込んで二年もかからずに必要単位を履修出来るし、
単位自体に制限は無いので欲しければ200単位とって何年いたって構わないからです。
私の友達のアメリカ人は、コミュニティ・カレッジのクラスが面白すぎるので、トランスファーに必要な単位以外のクラスも取りまくって合計200単位以上取った人もいました。
また、私がいたコミュニティ・カレッジに留学していた日本人女性は8年間コミュニティ・カレッジにいると言っていました。
既に私が通い始めた頃にはビザの制限が厳しくなったので、コミュニティ・カレッジに8年留学は無理でしたが。
コミュニティ・カレッジの大多数の生徒は、他の四年制大学にトランスファーする為の単位(一般教養)を安く取る為に通っています。
同じ一般教養を四年制大学で取るよりも学費は格段に安くなります。もちろん、トランスファーは取合えず考えてはいなくて、
A.A.(アソシエイト・ディグリー)を取得する事が目的の人も多数います。
20歳前後の学生が殆どなのですが、中には既に大学や大学院を卒業した社会人や、既に退職した社会人が生涯学習として、自分の学びたい分野のクラスを取りに来ている事も割と多いです。
特に実技系のクラスはその割合が高く、私が取ったクラスの中には半分が社会人というクラスもありました。
コミュニティ・カレッジで取れるクラスにはバラエティがあり、どの分野に強いかはその学校によるのですが、
車修理や塗装のクラス、写真のクラス、メタルスカルプチャーのクラス、コンピューター関連(プログラム関連、フラッシュ、画像編集、動画編集など)
などなど、面白そうなクラスが割とあります。
もし、コミュニティ・カレッジにいるなら是非、興味のある分野のクラスを覗いてみる事をおススメします。
クラスを申し込んでも、学期始まってからの2週間以内(学校によって違います)ならキャンセルがきくので、最初に授業に出てみて
「イマイチ」だと思ったらキャンセルすれば良いだけです。
また、実技系のクラスはクラスメイトと喋りながら楽しく作品を作ったりする場合も多いので、
「アメリカ人の友達がなかなか出来ない」(これは留学生から意外に多く聞く悩みです)という留学生にはおすすめです。
そこで仲良くなって、一緒に宿題をしながらカフェテリアで食事したりと留学生活が一層充実する可能性もあります。