アメリカ留学体験談
Episode 14「女の子同士で手を繋ぐのは。。。」
ある日、シェリーと、彼女より1foot(約30センチ)以上も背の高いミッシェルがカンカンに怒りながらスイートへ帰ってきました。
ワーワー騒いでいるので何があったのか尋ねてみると、二人で仲良く手をつないで歩いていたら別の寮の子達に「ゲイ」と言われてしまったんだそう。
同性愛者に対する批判や偏見も強いアメリカでは、女の子のお友達同士が手をつないだだけでもそんな風に冷やかされてしまうのか、とびっくりしたものです。
「ムカつくー」「何様なんだ!」と暫く怒りを発散させる二人。
喋っているうちに話しが変わって、ゲイにまつわるスラングを教わってキャーキャー騒いだのですが、女性同士の場合、
ゲイ(同性愛の総称)レズビアン、ここまでは普通の言葉なのですが、すこし蔑んだニュアンスのあるレズボー、ダイク、などの単語があります。
今ではジョディ・フォスターのように公の場でカムアウトしたセレブ達も割といますが、
その頃はまだそこまで市民権を得ていませんでした。
もちろんサンフランシスコやLAの都市に行けば、日本の新宿二丁目的ななエリアがあって、その周辺では割と普通に同性愛の人達を普通に見かけます。
さてその後、夕ご飯時にカフェテリアへ向かうと、例の冷やかしていた女の子達と鉢合わせてちょっとワーワー言い合いになっていましたが、
結局二人は手を繋いで仲良く歩くのを止めてしまったようです。
(気にする事ないのにね!)