アメリカ留学体験談
Episode 15「スピーチクラスの統計によりますと」
クラスの前に立って、スピーチを発表しなければいけないと言う恐怖のスピーチクラス。必須なので嫌々取りました。
退役軍人の厳しいけれども感じの良さそうな教授のクラスだったのですが、意外にこの教授がちょっと曲者で、
ファイナルの結果でクラスの生徒達が怒って大もめした記憶があります。
さて、このスピーチクラスでの事。
「銃を持っている人は手を挙げて。」と教授がクラスに聞くと、なんと1/3以上の生徒が手を挙げていました。殆どが男子生徒だったのですが、
「じゃ、どうして持っているのか理由を言ってみて下さい。」との教授の問いに、
「銃が無いと怖くて眠れない。」
「安全のため」
などと答えが返って来ていました
家の前に止めている車の鍵を付けっぱなしだったりする人達がいるくらいのとってものどかで安全とされる田舎だったので、
このスピーチクラスでの統計がかなりショックだった事を覚えています。
普通に過している分には銃の必要性なんて全く感じないアメリカですが、
ご近所が遠く離れた田舎の一軒家で暮らすとなるとそういう防犯対策が無いと不安なのでしょうか。
男子生徒達の住まいの形態などは全く語られていなかったので分かりませんが。
軍隊やサバイバルゲームに関心がある訳では無さそうな、普通の男子生徒達が挙手していたのがジワジワときた体験です。