アメリカ留学体験談
Episode 22 ライド
"I'll give you a ride."
"Can I get a ride?"
"Can you give me a ride?"
ride ライドとは車自体の事、もしくは車に乗っけてもらう事です。
私の住んでいた寮から大学は離れた所にあったので、大学へは車かバスで通う事になります。
州立の大学なので学生達にはリッチな親に新車を買ってもらった子から、親の中古車を譲ってもらった子、
ファイナンシャルエイド(奨学金)をもらいながら学校に通っていて車を持っていない子、
色々な事情の学生達がいます。
私も私費留学で切り詰めていたので当時は車を所持しておらず、
寮の子達にライドをもらったりバスに乗ったりして学校に通っていました。
アメリカの大学は自分で決めてクラスを取って行くので、皆時間割がばらばらです。
同じ時間に始まる他のクラスを取っているルームメイトに送ってもらったり、
バス停で待ってたら知り合いがちょうど通りかかって一緒に乗せて行ってもらったりして学校に通っていました。
色々な車に乗せてもらうとその子の家の財政事情が見えて来たり、
その子の個性が見えて来たりします。
リッチなパパに誕生祝いで新車のアキュラを買ってもらった子、
ポンコツ車を親に譲ってもらって大切に乗っている子、
ポンコツ車を足の踏み場が無いくらいに物を散らかし、車内がゴミ箱状態の子、
新車のトランク一杯にベーススピーカーを積んでいて、荷物は車内にしか置けない子、
親の所有する数台のベンツの内の一つを取っ替え引っ替えしているリッチな留学生の子、
年代物のアルファロメオに全てを注いでいて暮らしぶりは質素な子
なかなかユニークなライドもあるので、色々な車に乗るのが面白かった覚えがあります。
ホリデイシーズンが近くなると、実家に帰省するのにあちこちでライドをシェアする話しが持ち上がります。
『XX方面に行く人はガソリン代をシェアしてくれれば乗せて行くよ』という貼り紙が掲示板にも沢山されていました。
バイト代くらいの稼ぎしか無い学生達はお互いに助け合うのが基本です。
車を持っている子達は、気軽に知り合いを乗せて助け合っていました。
車が無いと生活するのが大変なアメリカで、なかなか良い思い出の一つでもあります。